現在の日本の携帯電話は、すべてデジタル方式で音声信号を電波に変換して通信しています。この方式の携帯電話を「デジタル携帯電話」とよびます。
「デジタル携帯電話」は、それまでの「アナログ携帯電話」に比べ、以下の利点があります。

・通話ノイズが少ない

・通話を傍受されにくい

・ひとつの周波数で多くの電話機が使用できる

・電池の持ちがいい

また、PHSに比べ、一つの基地局がカバーする範囲が大きいので、通話可能エリアが広く、高速移動中でも通話ができるという特長がありますが、一般的にPHSよりも音質が悪く、データ通信速度も遅いというデメリットがあります。

デ ジタル方式にはいくつかの種類があり、代表的なものに「PDC」「cdmaOne」「W-CDMA」があります。現在では、NTTドコモ(FOMAを除 く)/ボーダフォン/ツーカーが「PDC」を、au (「cdmaOne」シリーズ)/が「cdmaOne」をそれぞれ採用しています。